旧草軽電鉄北軽井沢駅舎

 鉄道の廃止に伴いつぎつぎと駅舎が姿を消していく中、当時の姿を現在までとどめている貴重な駅舎です。

木造平屋建ての駅舎は、屋根の形が信州の善光寺をモデルにしたとも言われ、正面玄関は和洋折衷形式の斬新なデザインであり、欄間には駅を新築した法政大学を示す「H」の文字が白くデザインされ並んでいるそうです。

 この駅舎は、平成17年に改修工事が実施され、平成18年には「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として文化庁より国の「有形文化財」に登録され、この地を訪れる観光客や地域の人たちに広く親しまれています。